第10回介護保障を考える会・例会のご案内
第10回介護保障を考える会・例会のご案内
日時:12月24日(土) 13時半から16時半
場所:神戸市立心身障害福祉センター 大会議室
興味がある方、介護のことで困っておられる方はぜひご参加ください!
初参加、歓迎です(事前に連絡いただけますと助かります)。
第9回介護保障を考える会・例会のご案内
第9回介護保障を考える会・例会のご案内
日時:10月30日(日) 13時半から16時半
場所:神戸市立心身障害福祉センター 大会議室
興味がある方、介護のことで困っておられる方はぜひご参加ください!
初参加、歓迎です(事前に連絡いただけますと助かります)。
日経記事:筋ジス男性の訪問介護「時間カットしすぎ違法」 地裁判決
筋ジス男性の訪問介護「時間カットしすぎ違法」 地裁判決
2016/9/28 12:21
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG27HB2_Y6A920C1000000/
難病で24時間介護が必要な東京都町田市の男性(32)が、家族による介護が可能との理由で1日平均16時間の重度訪問介護サービスしか認めなかった市の決定取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日までに「時間をカットし過ぎており違法」と判断した上で、1日平均21時間以上とするよう市に命じた。
判決によると、男性は全身の筋肉が徐々に萎縮する筋ジストロフィーのため、人工呼吸器を使い自宅で生活。2013年、1日24時間のサービスを市に求めたが、認められなかった。
判決理由で岩井伸晃裁判長は「仕事が忙しい父に毎週土日の長時間介護を負担させれば、父の心身を疲弊させ、介護が続けられなくなる恐れがある」と指摘。母も13年に筋ジストロフィーと診断されて筋力が衰えていることから、長時間の介護は難しいと判断した。
町田市は「判決内容を精査し、今後の対応を検討する」としている。〔共同〕
介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット4周年シンポ
介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット4周年シンポが開かれます。
介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネットホームページより
2016年10月15日(土)13:00〜17:00
川崎市産業振興会館4F展示場
(東京駅から3駅・品川駅から1駅のJR川崎駅より徒歩7分)
■介護保障がいのちを支える〜ALSの場合〜
講演者
岡部宏生さん(一般社団法人日本ALS協会会長)
平岡久仁子さん(一般社団法人日本ALS協会常務理事)
■弁護団方式によるヘルパー時間数24時間交渉事案
脳幹梗塞を発症し、脳動脈乖離に基づく四肢麻痺と運動障害性構音障害(閉じ込め症候群)が生じた当事者が弁護団方式 で交渉を行っています。現在その交渉内容とは?弁護団の活動とは?ご本人の思いは?弁護団とご本人がお話しします。
講演者 原島有史弁護士(当会会員弁護士)、ご本人
■全国各地からの弁護団方式によるヘルパー時間数交渉及び裁判等の事例報告&意見交換
障害当事者の話を交えながら、全国で介護支給量増量(重度訪問介護毎日24時間など)を果たした事例をご報 告し,今後の活動に向けた意見交換を行います。
報告者:全国各地の弁護団(10程度の弁護団予定) コーディネーター:藤岡毅弁護士(当会共同代表)
2016年10月15(土)
午後1時〜午後5時(開場:12時30分)
会場 川崎市産業振興会館4階
JR川崎駅から徒歩8分(東京駅から3駅 品川駅から1駅)
動画で生中継を行います!詳しくはホームページ先頭に後日アップします
要約筆記、手話通訳及び事前の資料送付等の情報保障が必要な方は、2016年9月10日までにご連絡ください。
主催:介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット
後援:日本障害フォーラム、社会福祉法人日本身体障害者団体連合会、全国手をつなぐ育成会連合会、一般社団法人ゼンコロ、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会、特定非営利活動法人DPI日本会議、特定非営利活動法人日本障害者 協議会、公益社団法人日本社会福祉士会、きょうされん、障害のある人と援助者でつくる日本グループホーム学会、 NPO法人障害児・者人権ネットワーク、公益社団法人全国脊髄損傷者連合会、公益財団法人日本知的障害者福祉協会 一般社団法人日本ALS協会
お問い合わせ:介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット
TEL・FAX 0120−979−197 ※コンビニのFAXからは送信できません
E-mail kaigohoshou@gmail.com
参加費無料・申し込み不要
第8回例会のお知らせ
第8回例会を、以下のように開催します。
みなさま、奮ってご参加ください。
日時:8月27日(土) 13時半から16時半
場所:神戸市東部在宅センター
興味がある方、介護のことで困っておられる方はぜひご参加ください!初参加、歓迎です(事前に連絡いただけますと助かります)。
メール→kaigohosho@gmail.com
【朝日新聞記事】 悲願の「公的」24時間介護で自立生活 京都の難病男性
悲願の「公的」24時間介護で自立生活 京都の難病男性
足立耕作
朝日新聞 2016年5月20日10時06分
http://www.asahi.com/articles/ASJ5N369TJ5NUBQU008.html
体に重い障害を抱えながら一人暮らしを続ける京都府内の男性(37)が3月、地元自治体との交渉の末、1週間を通して24時間の介護サービスを受けられ ることになった。障害者や難病患者が自立した生活を送るには、十分かつ長時間にわたる介護サービスが不可欠だ。京都でも弁護士らが行政との交渉を支援する 取り組みが始まり、20日には下京区で活動報告会がある。
重い障害がある人は障害者総合支援法に基づき、公費による介護サービスが受けられる。そのひとつ、「重度訪問介護」は長時間介護が必要な人のもとにヘルパーを派遣し、生活を支援する。派遣する時間数は自治体の裁量に委ねられている。
男性は5歳で脳の難病「ダンディー・ウォーカー症候群」と診断された。重い身体障害で自力歩行ができず、はって移動する。骨格異常や視覚障害があり、食事やはいせつ、入浴、衣服の着脱など日常生活のほぼ全般で介助が必要だ。知的障害もある。
男性は2年前の夏に実家からアパートに移った。5歳離れた弟も重度の身体障害があり、2人同時に介護する両親の負担を軽くするため、一人暮らしを決め た。当初、男性が自治体に認められた介護サービスは月297時間。週末は実家に戻って両親に介護してもらう。平日はアパートの自室で17時間の「重度訪問 介護」を受け、デイサービスも含めると24時間の介護が受けられていた。
ところが半年ほどたって、自治体が「夜間は生命にかかわるような危険性がない」と夜間の介護を減らす方針を示した。
男性は「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット京都弁護団」に相談し、弁護団が自治体と交渉を開始した。弁護団は介護記録に基づき、夜間の頻尿 や不安になると嘔吐(おうと)など体調不良が生じる実情と、「医療的に24時間介護が必要」という医師の意見書を示した。両親の介護疲れも考慮して介護 サービスを増やすよう訴えたところ、週末の24時間介護も受け入れられ、月583時間の介護が認められた。
男性の母親(60)は「子どもと死ぬまで一緒にいたい。でも私や夫が今後動けなくなったらどうしようと不安が募っていた。元気なうちに自立して暮らす道筋をつけたかった」と話す。
京都弁護団によると、全国では介護サービスの支給時間を不服として裁判で争われるケースも多いという。浅井亮弁護士は「支給時間の決定は自治体に任され、十分な公的サービスを受けられない人も多い。その場合は弁護士にぜひ相談してほしい」と呼びかけている。